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スターチス

マシュマロ

純白の新品種。ブラシはやや長めで枝数多く、草丈は伸びるので非常にボリュームのある切り花が切れます。高温期の抽台も安定。本数を確保するためには初期の株づくりが重要です。

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Information

品種名
FK17-18
品種登録番号
出願中
学名
Limonium chinensis hybridus
科名
イソマツ科
和名
タイワンハマサジ
原産国
栽培起源種(種間雑種)

Price

【メリクロン苗7.5cmポット苗】(納期3~6月) 100本/35,000円(税込38,500円) 【メリクロン苗7.5cmポット冷蔵苗】(納期9月) 100本/38,000円(税込41,800円)

特徴

耐寒性の多年草。地際部に根出葉の独特の葉が叢生し、株際から多くの花茎を抽出する。草丈は1m前後、上部で分枝し、枝先に多くの花を付ける。花は各品種とも黄色で、大形の萼が着色し、枝先に密生する。この萼を観賞する。かさかさしていて、生きたままドライ状で花持ちはすこぶる良い。自然開花は6月で、高冷地では2回以上の切り花ができる。暖地でも、一番花を早く切るようにすると、二番花が収穫できる。一回の切り花は15本内外と多い。

栽培上の特徴

従来のシネンシスは、耐暑性が無く、夏の高温期に枯死し、毎年苗を植え付けていた。本種は数年の据置が可能である。暖地から高冷地まで広域で栽培が出来、一度植え付けておけば数年間の切り花ができる。栽培に要する労力もさほど多くはなく、特別な技術など必要とせず、栽培も比較的容易である。

適地

日当たり、排水がよく、有機質に富む土地で、砂質及び粘土質土壌を除けば、土質は特に選ばない。pHは6~6.5内外の弱酸性が最適である。気候的には、夏の気温が低く、秋が長く続くところが好ましい。

病虫害

スターチス共通の病害が多い。栽培の過程でよく発生するのは、灰色カビ病である。樹が密生し、気温がやや高くなる3月以降から現れる。室内が高温、多湿になると、猛威を振るう。換気を十分に行い、室内を乾燥させ、トップジンM1,500倍液などで防除する。ウドンコ病も発生が多く、トリフミン乳剤1,000倍液などで防除する。虫害では、ヨトウムシ、ハダニに気を付けたい。ヨトウムシはコテツフロアブル2,000倍液、ハダニはニッソラン水和剤2,000倍液などを撒布し、防除する。

管理の要点

シヌアータは、発芽時の幼芽が低温に遭遇すると花芽ができる。本種は、苗令の進んだ大苗(本葉8~10枚)でないと、花芽が着生しない。いわゆる、低温の要求度の高い植物である。加温して早咲をねらう場合、加温始めが早すぎたり、急激に高温に当てると、上手くいかない場合がある。試作の結果、暖地では1月上旬、中間地では12月一杯、高冷地では11月中旬まで自然の寒さに当て、その後加温を始める。加温温度も、一気に高温にせず、徐々に温度を上げていく。加温温度は超促成で夜間15℃、通常10~12℃とする。昼間は最高25℃までとする。潅水は乾燥の都度行い、多湿は極力避けるようにする。通風を計り、堅く締まった株を作るようにする。2番花を取る場合は、1番花の弱枝を放置せず、早く切り取り、施肥を行い、芽吹きを早める。

播種・定植

定植:ハウス及び雨除け下で栽培する。定植の時期は地域、作型によってまちまちである。栽植距離ベッド幅1m。通路60㎝。条間50㎝。株間45㎝。2条植。2,700株/10aポットを抜き、根廻りしている場合は根をほぐし、鉢土がわずかに隠れる程度の浅植えとし、その後は十分に冠水をする。

※ 日本での一般的な栽培の知見による

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