Information
- 品種名
- ココットホワイト
- 品種登録番号
- 出願中
- 学名
- Callistephus chinensis
- 科名
- キク科
- 和名
- エゾギク
- 原産国
- 中国北部、北東部、東トルキスタン、西チベット、北朝鮮
- 発芽適温
- 15-20℃
- 発芽日数
- 2022-06-08T00:00:00.000Z
- 播種量
- 移植40㎖・直播60㎖
- 定植株数
- 1,800本
- 株間cm×条間cm・条数
- 15×15・4
- 在庫
- 在庫あり
Price
10㎖/約1,900〜2,000粒 10㎖詰・1袋/5,800円(税込6,380円) 【プラグトレイ苗】 375本(406穴)/6,800円(税込7,480円)
特徴
冷涼な気候を好む1年草で、草丈30~100㎝程となる。草姿、花形、花色など、変異に富み、古くから愛培されてきた。開花には日長条件が大きく影響し、気温が10~15℃以上で、1日16時間ほどの長日条件下で節間伸長し、その後8時間程度の短日で開花が早くなる。温度と日長を操作することで、周年切花生産ができる。
栽培上の特徴
夏季の切り花を代表する種類。盆花としてのイメージが強いが、近年は様々な形状の品種の開発により、アレンジや花束への利用も拡大している。家庭の花として需要増加の傾向にあり、盆中心の栽培から、温室やハウスを利用した通常時にも出荷する作型も増えている。
適地
連作を嫌うのでアスターを栽培歴が無いか、前栽培から年数が経過した圃場を選ぶ。当社農場では4年に1回の定植として、3年に1回の薬剤消毒と、定植前に蒸気消毒を行うことにより問題なく栽培出来ている。日当たり、排水の良い所であれば、土質は特に選ばない。砂土及び粘土など、両極端の所を除けば、凡そのところで栽培ができる。酸性が強いと立枯病が発生しやすく、最適PHは6.5内外がよい。
温度
生育の適温は20℃前後、発芽適温は15~20℃。室内栽培では、夜間最低10℃、昼間最高25℃までとして管理する。高温多湿は品質の低下が著しい。
病虫害
アスターには多くの病虫害が寄生する。立枯病、エキ病など、土壌伝染性の病害である。対策として、事前の苗床、圃場などの消毒を徹底する。一度栽培に使った圃場は長期間は栽培しないほうが安全である。灰色カビ病、斑点病や灰色カビ病、サビ病などにも注意する。害虫ではアブラムシ、ハモグリバエ、ヨコバイ類などが寄生する。それぞれの専門薬で防除する。
潅水
乾燥の都度灌水し、多湿は避ける。室内での栽培は、通風をはかり多湿は避け、茎葉を硬く締めて作る。植物が密生したり、多湿水は茎葉の徒長を招き、花持も悪くなる。高温多湿は品質の低下が著しい。
播種・定植
播種:発芽適温15℃~20℃。10ml粒数2,000粒。発芽日数5日。10当必要は種量40~80ミリ。発芽適温 15~20℃ 25℃以上にならないよう温度管理する。288~406穴プラグトレイ、または育苗箱を使用する。前日~半日前くらいに用土に潅水をしておき、播種後、2mm目ほどのフルイを使って覆土をする。覆土にはバーミキュライトを推奨する。2~3日間ほど倉庫などの乾かない場所で管理して、その後、光が当たる場所にトレイを移動させる。7~12日で子葉展開となる。潅水過多は発芽遅れ、バラつきの原因となるので注意する。
定植:発芽後、密生部を間引き、苗との間合いを取り、本葉3~5枚の頃、定植をする。定植間隔は12cm×12cm~15cm×15cm、4~6条植えが標準。定植作業は丁寧に行い、その後の潅水も丁寧に行う。手荒な作業を行うと生育不良の要因となる。ネットは定植幅に合うものを1段使用する。マルチは適宜使用とする。
※ 日本での一般的な栽培の知見による